許すまじ 漢検 大久保昇理事長
もうけすぎ公益法人、漢検協会を文科省が立ち入り調査へ
産経ニュースからの抜粋を紹介します。
公益事業では認められない巨額の利益を得ていたことが発覚した財団法人・日本漢字能力検定協会(京都市下京区)大久保昇理事長が代表を務める広告会社へ多額の業務委託料を支払っていたことや、閑静な住宅街の豪邸購入など、不可解な点が次々と明るみに出てきている。
■豪邸と供養塔
古刹(こさつ)・南禅寺にほど近い京都市左京区の閑静な住宅地。和風の豪邸が立ち並ぶ一角に協会所有の邸宅はある。約3500平方メートルの土地に庭園が広がり、建物の延べ床面積は約1300平方メートル。平成15年7月、約6億7000万円で購入した。
協会は「将来的に漢字資料館を造る目的で所有している」とし、文科省にも「資料館として使えるように改築をしている」と説明。しかし現在も非公開で、門は閉ざされたままだ。
翌年には天龍寺塔頭(たっちゅう)の宝厳院(同市右京区)供養塔を約345万円で購入。同省は「目的外支出にあたる恐れがある」とみている。
一方平成18~20年度に、大久保理事長が代表を務める広告会社に約8億円の業務委託料を支払っていたことも発覚した。文科省は立ち入り調査で、委託料の妥当性や意思決定の経緯などを調べる方針だ。
■総資産73億円
近年の「検定ブーム」がさらに追い風となり、19年度には約270万人が受検。協会の収入も大幅にふくらみ、文科省によると平成18、19年度で約14億円の利益をあげ、19年度決算の総資産は約73億円という。
しかし、公益性を理由に法人税などを免除されている公益事業は、必要以上の利益を出すことは認められていない。
■野放し?
内情を知る関係者は「人事権など含め、すべての決定権は大久保理事長と息子の副理事長にあり、協会は親子の個人商店に過ぎない」と指摘する。
協会に批判的なこの関係者は「小学生は2000円の検定料を持って、一生懸命勉強して検定を受けに来るのに、非常に憤りを感じる」と指摘。さらに「すぐわかるおかしな点はたくさんある。文科省はなぜこれまで野放しにしてきたのか」と批判している。
Mugen
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