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2010年7月24日 (土)

民主党の2011年予算編成 歳出枠71兆円

民主党政権初めての予算編成が始まった。

税収不足で赤字国債が増え続ける中、真価が問われる予算編成になりそうだがどうも信頼感にかける。
菅総理の信念と覚悟が感じられず何かにつけ取り繕う姿勢があるからだろう。
マニフェストへの自信を失い国家戦略局も形骸化しそうだし政治主導も危うい。

予算編成について玄葉政調会長の2兆円の特別枠を設ける提言を受け、
野田財務大臣が各省庁の概算要求を一律1割削減するよう提示したが、政権内に共通認識が出来ていないため前原国交相や山田農水大臣などから批判が噴出。

前原大臣は国交省は初年度でマニフェストでの目標削減額を達成したから一律カットは納得できないとの弁だが彼には今後を期待しているだけにもっと大きな立場からの発言をして欲しいものだ。

各省庁からそれぞれ言いたい事を言い出したらこの税収ではとても予算は組めない。
民主党は予算の組み換えで優先政策を実行していくといった原点を再認識し実現させて欲しい。

2兆円の特別枠は総予算の削減と無駄遣いの根絶により確保していくとのことだが、成長分野に重点配分をして早く税収増がみこめるようにする事には賛成だ。

菅総理は強い財政、強い経済、強い福祉とお題目だけではなく、メリハリのついた予算配分をし具体的に誰もが納得できる政策を見せる事が何よりも必要と思うが
9月の代表選が気がかりで気が散っている様に見えるのが気がかりだ。

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コメント

>...国家戦略局も形骸化...
 このことは、大いに残念ですね。根本的な方針の変更に感じます。

投稿: ふる | 2010年7月25日 (日) 17時50分

ふるさん、
今の民主党はバックボーンを忘れ目先の問題に振り回されています。国家戦略局は政権交代の大きな目玉と思っていただけに残念です。

投稿: Mugen | 2010年7月25日 (日) 22時42分

ふるさん、Mugenさん、
「国家戦略局」の弱体化は絶対まずい。
「国家戦略局」と「事業仕分け」はセットなんですから。

お金の面で、無駄を省くのが 「事業仕分け」、
たとえ赤字でも、国益、国民(特に弱い立場の人)のために絶対必要と考えられる政策を、当然優先順位もつけて決定するのが、「国家戦略局」 
のはずです。

マスコミ報道などで、
 「赤字でも、何とか空港を存続させろ」
 「科学技術には、未来のために予算をたくさんつけろ」
 「高速道路、新幹線、ダムなどを作れ」
など、自分に有益なことは「予算をたくさんつけろ」と言い、また逆に「国の借金を増やすな」と言っています。

個々の家族を守ために仕方ないでしょうが、国全体から見れば誠に自分勝手です。

この決定をするのが 「国家戦略局」 ではないでしょうか。

私としては、「事業仕分け」と「国家戦略局」は、法令化して予算、政策の決定プロセスとして定着してほしいのです。
つまり、民主党、自民党関係無いはずです。現に、全ての党が事業の無駄を省くと言っているのですから。
もちろんやり方は色々あると思います。

とにかく、民主党おかしくなっています。もっと政党再編が必要かもしれません。
民主党だけでなく自民党も、
 頭の古い年寄りはもう良い(すみません)、優秀な若い議員みんなで改革してほしい。

投稿: Toms | 2010年7月29日 (木) 18時07分

Tomsさん
>民主党おかしくなっています
政権交代して1年も経っていないのに何を考えているのかといいたいですね。
両議院総会での菅総理の意気消沈、自信喪失振りを見ていると臨時国会、代表選で一波乱も二波乱もありそうです。
こんな総理でも総理大臣がころころ代わるのは諸外国に恥ずかしいからと国民は(変わらなくても良い)と消極的な指示をしています。
これでは日本がよくなって行くような気がしません。

投稿: Mugen | 2010年7月31日 (土) 07時21分

Mugenさん、本当ですよね。
とにかく、民主党は”政権を取った”と言うより、”取れちゃった”と言う感じでしたから、その後 ”マニフェストにあんなこと書いちゃった。どうしよう” と 言うのが本当でしょう。

しかし、それは一年前(鳩山内閣)当初から分かっていたことです。いい加減、中長期、短期の政策を掲げて向かって行ってほしいです。もちろん、自民党とは違ったアプローチで。

それから、民主党はビクビクしすぎ。
何故もっと、どーんと構えてられないのか。ビクビクしているから、発言がふらふらするのです。あちらの顔色を伺い、こちらの顔色を伺い・・。これでは、政策の一貫性は望めませんし、リーダーシップもありません。誰もついて行かないでしょう。

よく民主党の政策は労働組合寄り、と言われて非難されます。
”労働組合寄りの政策” 私は別に問題ないことだと思います。自民党は”企業寄り”、民主党は”労働組合寄り” と明確に政策の違いが出ていいのでは。 どちら寄りでもいいですが、問題はその一方だけの利益しか考えていない政策が駄目なのです。
どちらも、日本国、日本国民全体の利益を、中長期的に政策を考えてほしいだけです。

もちろん、両方に共通している政策があります。例えば、
「税金の無駄遣い」です。これは以ての外です。
他に、社会福祉ですね。

投稿: Toms | 2010年8月 2日 (月) 08時59分

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